カテゴリ:Rock( 36 )
Sleepwalker
The Who以上に、日本で人気が出なかったグループですが、海外においても、音楽に対する評価の割りに、人気はそこそこという感じだったグループです。
リーダーのレイ・デイヴィスが、かなりひねくれていて、そのことがサウンドにも反映されている面もあるようです。
また、歌詞もイギリスの屈折したユーモア感覚が理解できないと、魅力が分からないと言う面もあるようで、その辺も人気に影響したようです。
言葉の問題は、特に日本での影響が大きく、そのことが日本での不人気に繋がったみたいですね。

この「Sleepwalker」というアルバムは丁度パンクが一大ムーヴメントとなっている時期に発売されたアルバムです。
そのことと関係しているのか、ここ数年間コンセプトアルバムを中心に発表していたんですが、原点に戻ったようなロックサウンドに変化しています。

キンクス自身は、この時点でも長いキャリアのあったバンドで、サウント的にも初期の曲はパンクに影響を与えたものも多く、実際パンクバンドが何曲かカバーしてアルバムに収録しています。
そういったパンクの隆盛が、キンクスの原点回帰に影響を与えたと言う面もあるのかもしれませんね。

キンクスは時期によりサウンドを大きく変化させており、その事もあって全体像を掴みにくいと言う面もあります。
ただ、俗に言うキンキーサウンドとしての個性もはっきりしていて、無節操と言う印象は受けません。
その辺が、このグループが玄人受けする最大の要因のように思います。
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by magicbazz | 2008-09-09 10:23 | Rock
Who Are You
このアルバムが発売されてすぐ、ドラマーのキース・ムーンが亡くなった為、彼の遺作となった作品。
The Whoの場合、ギターのピート・タウンジェント、ボーカルのロジャー・ダルトリー、そしてドラムのキース・ムーン、この三人の派手なライヴパフォーマンスが魅力だっただけに、彼の死は非常に残念でした。

音楽的にもロック・オペラ「Tommy」に代表される文学的な面でも、音楽的な面でも、非常にクオリティの高い作品を幾つも発表していて、後の多くのロックバンドに多大な影響を与えています。
ただ、このバンドは何故か日本では人気がいま一つで、ロック界の七不思議と言われ続けました(笑)。

このアルバムも、そういったThe Whoの文学性、音楽性が高いレベルで発揮されているアルバムです。
そういえばアルバムのタイトルチューン、「Who Are You」はアメリカのTVドラマCSIシリーズのどれかで、主題歌として使われていましたね。
WOW WOWで、このシリーズを観た事のある人なら、聞いたことがあるのではないかと思います。

オリジナルメンバーで発表された最後の作品という事もあり、個人的には非常に感慨深い作品です。
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by magicbazz | 2008-08-21 10:54 | Rock
Led Zeppelin Ⅳ
あまりにも多くのことが語られているアルバムなので、いまさら何を語るんだという気がしなくも無いですが、このアルバムに関しては、それでも語りたい(笑)という事で、今回取り上げます。

自信を持って発表した前作を、メディアが酷評したので、それなら今回は余計な情報は一切付け加えない、音楽だけを聞いて評価してくれという、メンバーの意思を表現する為、アルバムジャケットにグループ名もアルバムタイトルも記述せずに発表されたアルバム。
その為発売と同時にチャートトップというようなアクションはせず、浸透するにしたがってロングセラーを記録したという売れ方だったようです。
そうはいっても、ツェッペリンですから普通のグループのアルバムなら、発売から大ヒットというレベルではありました。

このアルバムを象徴する曲は、間違いなく「Stairway To Heaven」です。
非常にメッセージ性の強い曲て、メンバーの姿勢をはっきり歌詞で示した、そういった内容の局になっています。
だから、アルバムとしては内へ向いたアルバムと言えるんですが、全体のサウンドは必ずしも内へ向いているとは言えず、その辺がツェッペリンらしい所と言えるでしょう。

「Stairway To Heaven」が、このアルバムを象徴する曲ではありますが、アルバムの構成としては4曲目、LP発売当時はA面の終わりに配置されています。
普通のバンドのアルバムだったら、アルバムラストに来る曲をこの位置に持ってきてもアルバムのバランスが取れる、一曲一曲のクオリティの高さ。
グループ解散後も評価が下がるどころか、数多くのフォロワーが現れて、むしろ解散してからの方が評価が上がったバンドならではの作品といえるでしょう。
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by magicbazz | 2008-08-04 09:45 | Rock
Axis: Bold As Love
ロック史上最高の天才として、ジミ・ヘンドリックスの名前を上げる人は多いですが、このセカンド・アルバムは、まさに天才の面目躍如という仕上がりになっています。

ファースト・アルバムが、シングル曲を集めた感じなのに対し、このアルバムは明らかに、アルバムとしての構成を考えたものになっており、非常に実験的な内容になっています。
この後制作されるジミ・ヘンドリックスの、スタジオ録音アルバムの原点とも言える内容で、アルバム全体での統一感、楽曲の出来、非の打ち所の無い仕上がりです。

この時代、多くのグループが、それぞれ野心的なアルバムを発表していて、まさにロックの黄金時代でした。
また、この時期は試行錯誤の時期で、決まったフォーマットというのが無い時代でした。
むしろ、この時期に作られた形が、後の時代、ロックのフォーマットになっていったという方が正しいでしょう。

ただ、多くのグループの音は、時代を超えた普遍性を持つまでには至らず、音そのものは古びて行ったのも事実です。
そんな中にあって、時代を超えて輝く、そういったクオリティを持っているのが、ジミ・ヘンドリックスの作品です。
この辺が史上最高の天才と言われる所以だと思います。
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by magicbazz | 2008-07-14 10:09 | Rock
Queen Ⅱ
Queenのアルバムの中で、最も好きなアルバムです。
LP版で発売されたとき、A面がホワイトサイド、B面がブラックサイドとなっていて、ホワイトサイドがギターのブライアン・メイ、ブラックサイドがボーカルのフレディ・マーキュリーのサイドという形になっていました。
CDだと「Procession」から「The Loser In The End」jまでがホワイトサイド。
「Ogre Battle」から「Seven Seas Of Rhye」までがブラックサイドです。

ファーストアルバムでハードロック中心という音楽だったものに、プログレッシヴロックの要素が付け加わったのが、セカンドアルバムという印象です。
アルバムそのものにコンセプトがある所とか、曲そのものもストレートなハードロックではなく、かなりひねったものになっている点も、プログレッシヴロック的な部分といえるでしょう。

アルバムのハイライトといえるのは、やはりブラックサイドの「The March Of The Black Queen」でしょう。
ただ、その後に2曲あるので、その2曲が付け足しみたいな印象になるのは、曲順やアルバムの構成の部分で、詰めが甘い印象になります。
セカンドアルバムですし、若さが出ていると感じる部分ですね。

しかし、1曲1曲のクオリティは非常に高いので、アルバム全体の聞き応えは十分です。
なんといっても曲に勢いが感じられ、Queenの人気が一般的にも高くなった時期のアルバムより、私自身がこのアルバムを気に入っている理由になっています。
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by magicbazz | 2008-06-13 09:54 | Rock
The Battle Of Los Angeles
Rage Against The Machineが1999年に発表したアルバム。
サウンド的には、ハードでヘヴィーなロックサウンドに、ラップボーカルという音作りで、80年代半ばぐらいからメジャーになったサウンドの、発展系という感じです。

サウンドのクオリティの高さと同時に、このバンドにおいて重要なのは歌詞の内容で、アメリカのバンドですが、アメリカの政治に対する批評性が非常に高く、歌詞に関して言えば、パンク的という感じです。
そのせいもあって、アメリカがイラク戦争を開始した時、80%以上のアメリカ国民が、それを支持したという背景もあって、アメリカでは曲をオンエアしてもらえないという時期もあったようです。
この話を聞いた時、アメリカは随分保守的で自由が少なくなったなと感じました。
Jimi Hendrixがアメリカ国家をグチャグチャにアレンジして演奏した、「ウッドストック」の演奏が、普通にオンエアされ続けた事を考えると、アメリカの保守化は一目瞭然という感じです。

ロックの持っている批評性を、正当に受け継いで体現しているという姿勢には、凄く共感するものがあります。
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by magicbazz | 2008-05-12 10:49 | Rock
Larks' Tongues In Aspic
キング・クリムゾン5枚目のスタジオ録音アルバムで、ロバート・フィリップ以外、総てのメンバーが入れ替わって制作されたアルバム。
キング・クリムゾンというと、ファーストアルバムの印象が非常に強く、代表作というとファーストになりますが、個人的に一番すきなのは、この「Larks' Tongues In Aspic」です。

アルバムタイトルナンバーのLarks' Tongues In Aspic(Part2)は、後のライヴでも、必ずといっていいほど演奏された重要なナンバーで、キング・クリムゾンのハードな側面を代表しているナンバーと言えるでしょう。

また、ドラム・パーカッション担当が2人いて、リズムセクションが非常に強力なメンバー構成になっています。
その影響もあり、かなりハードな印象を与えるアルバムです。
それまでのキング・クリムゾンが、どちらかというとメロディ重視だった為、このアルバムでの変化というのは、非常に大きいと感じられます。

もちろん、キング・クリムゾンらしく、非常に完成度の高さを感じさせるアルバムになっており、ファンの間でも評価の高いアルバムです。
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by magicbazz | 2008-05-03 10:24 | Rock
Emerson Lake & Palmer
Emerson Lake & Parmerのデビューアルバム。
キーボード、ベース、ドラムというユニークなメンバー構成のバンドです。
いわゆるプログレッシブロックの代表的なバンドの一つで、ロックとクラッシックの融合というのがメインコンセプトのバンドでした。

また、きわめて初期のシンセサイザーを大胆に導入した事でも有名です。
このファーストアルバムでも、シンセサイザーは使っており、シンセサイザーを効果的に使っている「ラッキーマン」はシングルカットされ大ヒットしました。
もっとも、ライヴでの「ラッキーマン」はアコースティック・ギターの弾き語りで演奏されるので、後に出るライヴアルバムでの「ラッキーマン」では、シンセサイザーの演奏を聴くことができません。

シンセサイザーの導入が大胆になるのは、4枚目、5枚目あたりで、このファーストアルバムでは、それらのアルバムに比べれば控えめなんですが、シンセサイザーそのものが、ほとんど知られていない時代の話なので、このアルバムが出た時は、相当インパクトがあったようです。

基本的に、キース・エマーソンという、バカテクのキーボードプレイヤーが、八面六臂の大活躍をするバンドで、ライヴでも、そのアクロバティックなプレイが人気を集めていたバンドでした。
ピアノ、オルガン、シンセサイザー、ハープシコードなどを縦横無尽に使い分ける演奏は、見応え聴き応え両方あり、スリリングです。
また、このアルバムではパイプオルガンも使っています。
パイプオルガンの場合、建物に備え付けの楽器なので、持ち運ぶ事ができませんから、そのホールに最初から装備されていないとライヴでは使えないので、ライヴでの使用は難しいですが・・・・。

バンドを結成した時点で、それなりに実績を残していたメンバーばかりなので、ファーストアルバムですが、完成度は高いアルバムです。
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by magicbazz | 2008-04-24 09:54 | Rock
We're An American Band
Grand Funkの代表作。
このアルバムから、プロデューサーがトッド・ラングレンになったんですが、その影響もあるのか、Grand Funkのアルバムの中で、最も重量感のあるサウンドになっています。
初期のGrand Funkのアルバムは、録音が非常にいい加減で、音質も悪いし音のバランスも良くないんですが、このアルバムは非常に録音状態の良いアルバムです。

バンドのメンバーも、かなり不満を感じていたんでしょうね。
前々作のあとプロデューサーと裁判沙汰になり、前作「Phoenix」はセルフ・プロデュース。
今作で、ミュージシャンとしても活躍している、トッド・ラングレンを向かえてアルバム制作を行いました。
本当に、やっとまともなアルバム制作ができたという感じで、一つ一つの音に配慮の行き届いたアルバムになっています。

ブリティッシュメハードロック、アメリカン・ハードロックという表現がありました。
ブリティッシュ・ハードロックの方はヘヴィー・メタルに形を変えて命脈を保っていますし、それとは別にLed Zeppelinのフォロワーのようなバンドは沢山います。
それに比べると、Grand Funkのような、からっと乾燥していて大らかなアメリカン・ハードロックは、今現在ほとんど存在しません。
その事が少し残念な気がします。

それと、これは非常に個人的な事なんですが、私が始めて買ったシングル版が、この「We're An American Band」とLed Zeppelinの「Black Dog」でした。
そのせいもあって、大変思い入れのある曲であり、聴いた回数も非常に多い曲です。
しかも、「We're An American Band」でした。
ロックを聞き始めて間もない時期に、このような名曲にめぐり合えたのは運がよかったと思います。
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by magicbazz | 2008-04-01 14:40 | Rock
Synchronicity
The Policeの代表作。

Synchoronicityという心理学で使われる言葉がアルバムタイトルになっているように、一筋縄で行かないアルバムです。
「SynchoronicityⅠ」、「SynchoronicityⅡ」と、シンクロニシティーというタイトルの曲が2曲あることからも判るように、アルバム全体が統一したコンセプトの基に作られており、他の曲もシンクロニシティーに関連した内容になっています。

「Every Breath You Take」と大ヒットシングル曲も同様で、「見つめていたい」というラヴソングそのものの様な邦題とは裏腹に、アンチラヴソングと言った方が良いような歌詞になっています。
その事はスティングが、インタビューあたりでも明言していますね。
ラヴソングに見せかけて、歌詞の内容がアンチラヴソングというパターンは、ある意味イギリス・ミュージシャンの伝統芸とも呼べるもので、10CCの「I'm Not In Love」あたりも有名ですね。

大ヒットしたことからも判るように、曲そのものはキャッチーでとっつきやすいんですが、歌詞の内容はかなり難解で、解釈の難しいものになっています。
アルバムの完成度も高く、文句無く優れたアルバムで、大衆性と芸術性が高いレベルで融合しているアルバムだと思います。
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by magicbazz | 2008-03-19 10:51 | Rock



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