カテゴリ:Punk( 3 )
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ストラングラーズ初のライヴアルバム。
ストラングラーズは、セックス・ピストルズ、クラッシュ、ジャム、ダムドなどと並んで、ロンドンパンクを代表するバンドの一つです。
ただ、他のバンドが短命に終わったのと違って、パンク終焉後も長くバンド活動を続けていました。

このバンドが、他のパンクバンドより長く活動できた理由としては、パンクバンドと言われていた当時から、パンクの枠に収まらない音楽性を持っていたからだと思います。
だから、初期の段階から異色のパンクバントという印象が強いバンドでした。

このアルバムは、パンクムーヴメントに勢いのあった時期に発売されたアルバムなので、そういったパンク的な激しさと、ストラングラーズに内包されている音楽性が上手くかみ合った、聞き応えのあるライヴになっています。
また、ほとんどのパンクバンドは演奏が下手ですが、このバンドの場合、演奏技術もしっかりしているので、安定した演奏も魅力です。
技術的にしっかりしていた事も、長続きした要因の一つではないかと思います。

また、メンバーのヒュー・コーンウェルとジャン・ジャック・パーネルは、三島由紀夫が好きだったというのも印象に残っています。
他にも、クラッシュのジョー・ストラマーも三島由紀夫が好きで、ロンドンパンクのミュージシャンに三島由紀夫が好きな人が多かったというのは、非常に興味深い現象でした。
パンクファンは不満の捌け口を求めていただけという感じですが、ミュージシャン側は、文学青年が多かったというのが、後にファンとミュージシャンの溝になっていあったという部分があり、ミュージシャン側の音楽性が変化していく要因になっていたように思います。

この次のアルバムからっ、ストラングラーズのサウンドは、どんどん内行的になっていきます。
その時期のアルバムも良いんですが、やっぱりこのアルバムまでのストラングラーズの方が聞き応えがあり、私は好きです。
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by magicbazz | 2008-07-04 10:28 | Punk
The Gift
The Jamのスタジオ録音版としてはラストアルバム。
この時期、The Jamは人気の面でも、音楽の面でも絶頂期にあっただけに、この後ベスト版とライヴ・アルバムを発表して解散を表明した時には驚きました。

後期のThe Jamというのは、いわゆるパンク、ネオ・モッズのサウンドをベースに、モータウン・ミュージックやR&Bの要素が加わったサウンドに変化していたんですが、両方の要素がぶつかり合って、非常にスリリングで聞き応えのある音楽になっていました。

ただ、解散後結成したThe Style Councilの音と比較すればよく分かるんですが、この時期のサウンドは、ポール・ウェラーが本当にやりたい音楽と、The Jamに対するファンの期待、要望に、かなりズレが生じていて、ポール・ウェラーにとっては、かなりストレスの溜まる状態での音楽活動だったようです。

その事が、ファンにとって見れば、突然の解散という形になっていった訳ですが、The Jam後期のサウンドは、The Style Councilの目指していた音楽より、正直面白いと私は感じています。
The Style Councilの音楽は、確かに上質ではありますが、やりたい事をやりたい放題やっているだけに、どこか緊張感の無い、平均点より少し上で上手くまとめた、こじんまりした音という印象が強く、あまり魅力的に感じません。

それに引き換え、このアルバムのサウンドは、ギリギリの状態だからこそ出せた、緊張感と説得力に溢れ、パンクあるいはロックの持つスリリングさが前面に出ていて聞き応え満点です。
本質的にロックファンの私が、こちらの方を好むのは、当然といえば当然ですね。
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by magicbazz | 2008-06-03 09:31 | Punk
London Calling
クラッシュはセックス・ピストルズと共に、
ロンドン・パンクを象徴したグループですが、
セックス・ピストルズが短期間で空中分解したのに対し、
クラッシュはパンクの終焉まで活動し続け、
パンク・ムーヴメントの幕引きの責任を取ったグループ。

この「ロンドン・コーリング」というアルバムは、
まだパンクの活力が保たれていた時期に発売されたアルバム。

今になって聞いてみると、思ってた以上に、
楽曲がしっかりしているという印象を受けます。
パンクというと、ともすれば勢いだけ、
荒々しいといえば聞こえがいいけど、
単純な上に雑というケースがほとんどです。

クラッシュが、そういった有象無象のパンクバンドとは、
根本的に違っていた事が、このアルバムを聞くと、
よく分かります。
ほとんどの楽曲がジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの作品ですが、
この二人が、メロディー・メイカーとして、
きわめて優秀だった事が証明されているといえるでしょう。

単なる勢いだけではなく、時代を超えての評価に耐えうるだけの、
高いクオリティを持ったアルバムです。
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by magicbazz | 2007-10-31 16:42 | Punk



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